デパートでの作品展示とワークショップ開催のお仕事で来札されていた彫刻家の吉岡滋人さんと土曜の夜にお会いできることに。
それぞれ家族との時間を過ごした後、札幌駅で待ち合わせて北口の居酒屋さんへ。
お互いの学生時代やこれまでの経緯。当然のことだけれど僕とは全然違った時間を濃密に過ごしてきた吉岡さんのお話はどれも刺激的で、引き込まれっぱなし。
でも共通しているかな?と思えたのは「人」との出会いの有難さ。僕はいつでも出会った人に与えてもらってばかりで「自分」が無いことが結構嫌で、相手は僕といて楽しいんだろうか?なんて考えてしまう方。
ふと吉岡さんが「僕もそうなんだけど、前田さんも人が好きでしょ?」と言って下さって、その言葉がなんとも心地よかった。
そうか。好きなんだから、それでいいんだなと。
いままで経験してきた部活や趣味も、そこで出会った人たちが好きで続けていた。だけど自分ひとりだとなぁ~んにもしない。なんて「広く浅く」で薄っぺらい奴なんだと自分にガッカリすることばかりだったけれど、その「仕組」に気付かせてもらえた夜でした。
帰り道はコンビニで缶ビールを買ってしばらく歩き、いまさっきの吉岡さんとの時間を思い返し、セイコーマートで牛乳を2本買って帰宅。
吉岡さん、本当にありがとうございました。
翌日、大混雑の生協で長蛇の列となったレジに並ぶという苦行を終え、息子と円山動物園に出発。目的はもちろんホッキョクグマの赤ちゃん。
しかしこちらも大混雑。しばし無言の後、「もういい。爬虫類館いきたい。」
「前田」の血か・・・?
遊具施設が新しくて立派な「まるっぱ」?も大盛況だったけれど、息子は珍しくひとりで飛び込んで行った。
子供同士の世界って、本当に厳しいなと思います。滑り台の順番に並んでいても平気で横入りされちゃったり、少しモタモタしていると後ろから「はやく」「じゃま」。
大人の社会なんかよりよっぽどキビシイ。
「もう帰るぞ~」と言っても聞かないので、食べ物で釣っても聞かないのは今回が初めて。成長したなぁ。
しかし案の定、動物園を出てしばらく歩くと「だっこ」~即寝。数分前に行ってしまった事実をバス停で知り、しばらく途方に暮れるも歩きだす。そこらじゅうに春がやってきていることに気付けるのもこうして歩くからだと言い聞かせ、家まで45分。
息子よ。日曜の夕方のビールを旨くしてくれてありがとう。
コメント
洋ちゃんお疲れ様
「人が好き」素敵な言葉ですね。
シロクマの赤ちゃんの写真ならあげるよ!
店長
子供や動物の撮影は本当に難しいですね。その点爬虫類はほとんど動かないので・・・。