たぶん今年も大丈夫です

「晴れの日曜」

今年初の投稿が2月とは。
先が思いやられますが本年もよろしくお願いいたします。
もう少し頑張ります。

翌日がどうやら晴れるらしいと知りながらも、特に予定は立てずに寝てしまった昨晩。
道内各地では冬のイベントが続々と開催されているのも知っていたけれど、きっと混んでるだろうし・・・。
でも、このままではまた貴重な休日を無駄にしてしまうので、朝起きて最初に思いついたアイデアを実行することにした。


「カマクラだ。」

最寄の公園は近隣の方々の雪捨て場になっており、今シーズンは既に高~く積まれている。
なので掘るだけ。

子供等が通う保育園で知り合ったお父さん数人にメールをしてみると1人つかまった。

克兄は8歳上だけれど気さくな人で、本日の最終的な我々の目標も言わなくてもちゃんとわかってくれている人だ。
ウチの息子と克兄の娘さんは作業を手伝いつつ勝手に遊んでくれているので、僕たちは黙々と掘り続けた。

雪にスコップを差し込む感触、雪のにおい、中から見上げる空。
僕も克兄も同じ懐かしさを感じていたと思う。
トンネルが開通し、あとは内部を広げて整えていく頃には子供のことなんてどうでもよくなり、僕たちは夢中で作業していた。

燃費の悪さでウチの息子を上回る克兄の娘さんの「おなかすいた~」で作業は一旦休憩。
僕はカマクラに残り、克兄が子供達を連れてコンビニへ。
戻ってきた克兄の手には缶ビールが2本。

今年1番おいしいビールだった。

ほぼほぼ完成した頃には子供達はすっかり飽きてしまった様子で、お昼ということもあり家に戻ってしまった。
遊んだ後はちゃんと壊すことにしていたので僕と克兄は残った。今度は僕が缶ビールを買ってきた。

公園に残された2人のおっさんとスコップとまあまあ立派なカマクラ。
人通りも無くはないし、周囲のアパートやマンションからは見下ろされる状況だ。
壊してしまうのがもったいなくて、しばらく2人でカマクラを観ながらビールを呑んだ。
通りかかったおばあさんがカマクラを褒めてくれた。

今日僕と克兄は本気で遊んだ。間違いなく子供達より本気だった。
1人ではここまで来れなかった。克兄が来てくれたからここまで来れた。
この日の感想を息子に聴く気もない。
それなりに苦労して掘ったけれど、壊すのは一瞬だったがそれもまたいい。

「大人が本気で遊ばなきゃ。」

よく聴く言葉だけれど、今の自分に出来るか正直自信がなかった。
克兄の助けを借りて、本気で遊べた自分にホッとした。

たぶん今年も大丈夫です。

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