僕が休みで妻が仕事。そんな日が年に２回位あって、今回は娘も一緒に３人で過ごすことに。
普段どおり朝食を済ませ、子供たちの食料・着替え・カメラ等準備してから妻を職場まで送り、いよいよスタートした。
この日の最大のミッションは娘の１０ヵ月検診。息子の時は結局行く機会がなかったので人生初。前々から夫婦で来ている家族も少なくないと聞いていて驚いていたのだけど、せっかくの機会なので。息子がいるのでなぜか心強いし。
午後からの受付なので午前中は自由時間。公園に行ったり息子の散髪をしたり。一番心配していた昼飯も娘はワシワシと食べ、はじめから諦めていたのか授乳を所望することもなく平和に終わった。息子も色々と手伝ってくれるので、果物を奢った。
１０ヵ月検診は思ったより空いており、あっけなく終わってしまった。特に苦労もなく終わったのはおそらく、おっさん一人で来ているのは僕だけで、保健士の皆さんが何かと世話を焼いてくれたからだと思う。素っ裸にされた娘が泣いてしまったときは息子が変な顔をして和ませてくれたし、僕は結局「よろしくお願いします」と「ありがとうございます」しか言ってない気がする。
最後に絵本を１冊いただいて、車に戻った。
用事が終わったら動物園に行く約束をしていたので、花見の人出を心配しながらも車で向かった。最後に妻を迎えに行く都合があったにせよ車で行くという選択は、娘も加わった行動に自信がなかったからに他ならない。検診の時もそうだったけど、「息子がもし寝てしまったらアウトだ・・・」と常に思っていた。
気付かないうちに弱気になっている。
いつものように財布から出した年間パスポートが２７年８月で切れていた。あわてて買い直した後、これだけ長い間、息子に我慢をさせていたことに気が付いた。動物園だけじゃない。家の中での遊びもそうで、娘が誤飲してしまいそうな小さなオモチャは使わせなかった。僕が次男であるせいか、長男に対して厳しいところもあるらしく、色々な成長にブレーキをかけてしまっていたかもしれない。
久々の「まるっぱ」で思い切り駆け回る息子を見守りつつ、というのはウソで、娘にミルクや菓子をあげている間ほとんど見失っていた。でもこれからはまたこうして遊べる。妻の頑張りで逞しく育った娘はかなりのお転婆で、兄を追い回す日も近い。
この日の暖かさはそんなことを期待させてくれた。
車に戻り駐車場を出るころには２人とも寝ていた。妻の終業時間までしばらくあったので、眺めが良い場所を探して走った。良きパパを演じる小道具のつもりではないのだけど、せっかくカメラをぶら下げていたのにほとんど撮っていない。
そういえば最近、レンズにゴミが入っていることに気がついた。データをさかのぼると、どうやら洞爺湖かアルトリ海岸の砂みたいだ。
レンズが１本しかないので、メーカーに送る時間はあまりにも痛い。休みが明けたら以前から気になっていた歴史のありそうなお店をたずねてみようと思っていて、今から少し緊張していたり。息子に付き合ってもらおうかな・・・
