休日の定番「円山動物園」。
息子に「今日どうする?」と聞くと、「大きい公園」、「空港」、「デパート」、「動物園」な訳で。親の引出しの少なさがよくわかってしまい恥ずかしくもありますが、車であちこち行くにもチャイルドシートに子供を縛り付けなければならないので、近場で楽しんでくれるならその方が良いかなと思ってます。
この日は徒歩で。
子供と歩くと1時間ちょっとの道のりだけど、唄ったり、ふざけたりしながら最後のテニスコートの急な坂を上り、競技場と球場の間を抜けて正門まで。
球場では社会人野球の試合が開催されているみたいで、息子はこっちも気になったみたいだけど、彼の目的は野球よりもそこで食べるアイスクリームだし、入場料金も高校野球よりも若干高めだとは知らなかった。球場はまた夏の予選が始まった頃に行こう。
正門から順にお気に入りの動物たちを見学。頑張って歩いてきたので腹が減り、改装中の猿山の休憩所でお昼。妻が握ってくれたオニギリを食べながら園内放送を聴いていると、普段は解放していない「円山動物園の森」をこの日は散策できるとか。「まるっぱ」で遊ぶのを早めに切り上げて行ってみることに。
場所はカバやキリンがいる場所の真後ろ。スタッフの方の説明を受け、父子共に初めてのエリアへ。まずはこの近くで採取した「ニホンザリガニ」を飼育している小屋を見学。ニホンザリガニは僕も初めて見た。他には生きたままのスズメバチを間近で見せてもらったり、オタマジャクシやエゾサンショウウオの赤ちゃん、そして水中から草をよじのぼって脱皮して羽を乾かしているトンボ。スタッフの方の説明を聞きながらの観察はとっても贅沢な時間だった。
カタツムリは息子が見つけた。ちょっと怖くて触れなかったけど、色々教えてくれたスタッフの方たちに見てもらいたいらしく、小石に乗せて見せに行った。「よく見つけたねぇ~。」と褒められ、他の虫たちと一緒にみんなに観察してもらえることになった。得意げな息子。
帰り道、手をつないで歩いていると「ねぇ、オレすごかった?」と何度も聞いてくる。カタツムリもすごかったけど、片道1時間ちょっとの道のりを歩けるようになったことの方が僕は正直驚いていた。遊具で遊んだりしている分も含めると、運動量は僕よりずっと多いかも。
この日は帰りのバスが5分待たずに来た。抱っこして乗せようとすると、手を振り払って「自分で乗れる」と言って先に乗ってしまった。休日のこの路線はいつもガラガラ。一番後ろの座席へ。発車してすぐに息子が座席から下りたので注意しようとすると「まわれ右」をして座面にもたれかかり、そのまま寝てしまった。
また行こう。