ヤドカリを求めて

動物や昆虫の生態に関するテレビが大好きな息子。寝る前の絵本のかわりに図鑑を抱えてきたりもする。どの辺を朗読すればよいのか困る。
最近観たテレビでヤドカリを特集した回があり、夏休みは海でヤドカリを探そう!ということになった。

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目的地は朝里海岸に。
近所のバス停は「高速おたる号」が止まる。バスでひとまず小樽駅まで行き、普通列車で朝里駅まで。駅から海岸までは歩いてすぐで、途中踏切がある。これをなんと呼べばよいのかわからない。ゴムのマット?「小樽といえば」の「ミツウマ」製だった。

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海岸に行くのにこの踏切を渡る必要はないのだが、車が渡るのを見ているとなんとなくスムーズに渡っているように見えた。長靴が好きな僕には以前から気になる会社だったミツウマ。こんな仕事もしているとは知らなかった。

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朝里海岸は小さくて落ち着いた雰囲気だった。水がとても綺麗。早速着替えを済ませて海へ。波も無く、水温も高め。息子に買ってやったスコープだったが、早速ヤドカリ入れになってしまった。ヤドカリは貝殻を背負っているくせに意外と動きが早い。狙いを定めて「おりゃ」っと掴んだ貝殻が案外岩にしっかりくっついていた場合、それは要は「貝」な訳なのだけど、「なーんだ」と思いつつポイと投げながら、これは貝にとっては失礼な話だなぁとも思った。それにしても海中では大きく見えるものは、いざ手にとってみると意外と小さい。息子に「もっともっと」とせがまれ、結局12匹捕まえた。「お父さんはヤドカリつかまえるのじょうずだね」と褒められたが、ちょっと複雑な気持ち。次回は自分で捕まえてほしい。

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もしかしたら幼いころに来たことがあるのかもしれないが、初めての朝里海岸はとても良かった。電車とバスで来れるというのが良い。
帰りのバスがターミナルからグルッと方向を変えて国道に出るとき、坂の景色の向こうに海が広がっていた。小樽という街は、札幌からの実際の距離よりずっと遠いところに来たような気分にさせてくれる。

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この日は行きも帰りも僕が先に寝てしまい、息子に顔をめちゃくちゃに掴まれたりイタズラをされながら楽をして帰った。

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